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偉大なるバルベーラワイン

久しぶりにワインですww

バローロ・バルバレスコは誰もが知っているワインで世界的にも知名度が高く、日本ではコンビニでもたまに見かけます。
バローロ・バルバレスコとは商品の名前なので、決まった作り方をしていたら美味しい不味いに関係なくその名を使うことができます。
さて、バローロ・バルバレスコは商品名であると同時に村の名前でもあり世界中から旅行者が訪れる観光地でもあります!
中には、気に入ってしまい移住をされている方もたくさんいるようです。
ワイナリーを買ってワインを作る方もいたりして、それがまた美味しかったりしますww

ものすごくお金がかかりますけどねwww
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今日は、ピエモンテを代表するワインを他にも紹介していきたいと思います。

バルベーラという名前を聞いたことがある方はあまりいないのではないでしょうか。
もちろんワイン好きの方は知っていると思いますが、説明をさせてもらうと、バルベーラというのはブドウの種類の名前です。
昔からピエモンテで栽培されていた品種なんですが、当時は一番安いワインだったと聞きました。
まず、酸味がものすごくありフレッシュさを味わうワインとされていたからです。
技術的なこともあるでしょうが、昔からそうとされていたので誰も疑問に思わなかったのでしょう。
当時の農業の形態として、たくさん作ってたくさん売るという形でした。今のように少量のいいものを高く売るというわけにはいかなかったようですね。
ワインもしかり。
既存のシステムを壊して、新しいシステムに変えることはとてもエネルギーがいるし、なによりお金がかかります。

しかし果敢にその改革を行った救世主がいました。

ロケッタタナーロという小さな村のBRAIDA社の故ジャコモボローニャ氏がバルベーラ種に光を当てます。

彼は、バルベーラのポテンシャルを信じてこれは長期熟成できるブドウだといって実行に移しました。
まずフランスに行きバリックを使ったワイン作りや、最先端の醸造技術を学びました。

フランスから帰ってきた彼は早速バルベーラをバリックにいれます。
ブドウも丘の頂上付近のものを選んで使い、単一畑(クリュ)をバルベーラで初めて行いました。

その当時、周りの仲間たちは彼をバカにしていたようです。

それはそうですよね。安いワインを10万くらいする樽に入れてどうすんだ??って普通なら思います。

しかし彼の信念は強く、ついにでき上がった次世代のワインはブリッコデルウッチェローネと名ずけられました。
最初のビンテージが1982年。まだその頃のバルベーラは表記もVINO DA TAVOLA(テーブルワイン)と書かれていましたが、彼の頑張りによりその後DOCになりその後2008年にはなんとDOCGにまでなってしまいました。
その功績を称え、人々は彼をバルベーラの父と呼んでいます。

そんな彼の最後のワイン。

それがAI SUMAといういい年にしか作られないワインで、彼はそのワインを病床で味見しました。

彼が長年追い求めていた味が再現されていたようで、一口のんだ彼はピエモンテの方言でAI SUMA (ci siamo) といった話は有名な話で、ワインの名前もそこから来ています。

強い信念、強靭な精神力、新しいことに挑戦するバイタリティ、AI SUMA はまさにその全てが詰まったワインです。

1万5000円くらいでネットで購入できるようなので機会があればぜひのんでいただけたらと思います。
作り手のことを少しでも知って飲むと、そのワインに対する理解がさらに深くなりそうですね。

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